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漢方ビューティー相談 Q&A

漢方ビューティー相談

もっともっと美しく、ステキになって、毎日を快適にポジティブに過ごしたい・・・そう、誰もが願うハズ。でも、素肌が気になったり、肥満や様々な悩みを抱えてちょっぴり憂うつな日々を送っていませんか?そこで、KKBテレビ「漢方相談」でもおなじみ川島葉留美先生の「漢方ビューティー相談」をお届けます。川島先生がみなさんの悩みを親切丁寧に解決して下さいますよ!

Q:漢方薬でにきびが治せますか?どの位服用したら効果が出ますか?

A.ニキビは漢方薬で治せます。ニキビの治療に用いられる漢方薬は20処方位あります。あなたの顔や頭・首・胸や背中のニキビの症状と体質に合わせて漢方薬を選びます。6ヵ月~1年を目安に毎日きちんと服用する事が大切。きっと美しい肌がよみがえります。1ヵ月程服用しても、まだまだ効果は出ません。2ヵ月目、3ヵ月目に肌がさっぱりした感じになります。ニキビ跡の紫や茶褐色の色素や凸凹がとれるまで、あきらめずに服用しましょう。 

※青春のシンボルといわれているニキビですが、美容上の大問題です。中でも脂性肌の方のにきびは力強く、火山のように噴出、潰れるとクレーターのように跡が残ります。生理前後にプツプツと出現して、赤紫色の跡を残すニキビも嫌われもの。女性ならつやつやした健康的な肌や色白のしっとりとした肌に憧れますよね。でも、コレって決して夢ではありません。

Q:幼い頃からぽっちゃり型でした。年頃になってもやせるどころか、ますます太る一方でもう絶望的な気分です。少し動くと汗が吹き出すように出て、汗臭くなり、周囲に気を使います。身長は低く、ポチャポチャとお餅のようだねと言われます。

A:防己黄耆湯加防風を服用するとよいでしょう。甘い物やジュース類をさけましょう。色白でやわらかく太った水太りの方に用います。体内の余計な水分をとり去り、脂肪を分解、利尿する事で、肥満症、多汗症、少し動くとゼーゼーと喘ぐ息切れや、膝関節の炎症や痛みに夕方には足が太くなるむくみの改善に用います。 

※肥満を治す漢方薬は、体型、体質や症状に合わせて服用していただきたいと思います。漢方薬を飲んでいるから安心とばかりに暴飲暴食をする方がありますが、これだけはやめましょう。1ヵ月に1.5~2キロの減量が健康で美しいプロモーションを作ります。素肌効果があるので、素肌が美しくなり、化粧のノリがよくなります。

Q:生理痛が激しく、腰がよじれるのではないかと思う程苦しみます。生理の2~3日前から痛み始め仕事を休み、鎮痛剤を服用しますが、痛みが取れません。生理が終わるとケロッと元気になります。

A:五積散を服用してください。上半身はそれほど寒くもないけれど、時々頭痛や肩がこり下半身は冷えて、生理の時は、腰や下腹部がひどく痛む場合に用います。血液の循環を促進し、下腹部を温め、冷え症を改善、生殖器の発育を促します。生理痛・神経痛・腰痛・胃腸炎に用います。 

※女性の生理は、複雑です。個人個人の身体も非常に個性的で各々に自己主張の強いものですが、生理中イライラする人に用いる加味逍遥散、体力のある人の月経過多に黄連解毒湯、精神症状に半夏厚朴湯など数多くの漢方薬があります。個性の時代です。あなたのための漢方薬があなたを待っています。一人で悩んでいる方もお気軽にご相談下さい。

Q:慢性副腔炎(蓄膿症)で、目や鼻・おでこや頭が痛みます。匂いを全く感じなくなって2年たちます。とても困る事は、体臭が蓄膿症独特のものだという事で、お風呂に入っても消える事がありません。呼吸で匂いを発しているのだと思います。以上2点を治したいです。

A:排膿散及湯という漢方薬を服用してください。10日間位休みなく服用すると、片頭痛が消え始めおでこや目のあたりの痛みが消えて随分楽になり、表情も明るくなる筈です。嗅覚が戻るには、1~2カ月位はかかる事でしょう。問題の体臭は、蓄膿症が回復すると消えてしまいます。約6ヵ月位根気よく続けて下さい。

※アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎の治療には、数多くの漢方薬があります。ご自分の体格・体質や症状を薬剤師へ相談し、症状に合わせて服用してください。

Q:低血圧で貧血気味、青白い顔で頭痛もち、冷え性、生理不順と生理痛に加えて、めまいや立ちくらみで、倒れたりします。夏は身体の調子がとても良いのですが、冬は寒さと冷えで気分が悪く、仕事から帰ると寝てばかりで、お休みの日も外出する元気もありません。

A:人参当帰芍薬散を是非お薦めしたいと思います。約6ヵ月から一年程続けて服用していだだけますと症状が改善される事でしょう。人参当帰芍薬散は、頭痛や肩凝り、めまい等の症状を改善すると共に生理痛・冷え性にも効き目があります。顔色もうっすらとピンクのほほ紅をつけたように美しい肌色になり寒さも苦になりません。不妊症にも用いる漢方薬です。 

※漢方薬を体質改善に用いるこつは、体調がよくなったからといって止めてしまわず、冬を暖かく過ごせるよう、体質が安定するまで服薬を止めない事です。

Q:肩こりと生理痛・便秘の悩みです。放っていくと7日位排便が無い事もあります。仕事はパソコン業務。目が疲れ、肩が凝ります。肩こりがひどくなると頭痛がして、イライラします。生理不順で生理は年に5~6回しかありません。漢方薬で治すしかないと思い、相談しました。

A:桃核承気湯を服用すると排便がスムーズにあり、腹部がすっきりします。生理不順、生理痛が改善され、月経困難を感じなくなる頃には、肩こりや頭痛、のぼせ感がとれます。にきび等肌のトラブルがある方はすべすべした美肌になります。 

※漢方薬で、慢性的な頭痛・肩こりが改善され血行がよくなり、美肌になれる事がおわかりいただけましたか?経験すると実感できます。漢方薬で美しい女性の肌を手に入れましょう。
頭痛や肩こりに関しても30処方以上の漢方薬があり、ご自分の体格、症状に合わせて用います。身体が軽く感じて、動きが楽になり、心がリラックスします。お困りの方はお気軽にご相談下さい。お待ちしています。

Q:高校生です。小さな事でも気になり、イライラします。胸に圧迫感を感じ、苦しく、動を打つのが、わかります。このような状態で眠れず、不安な気持ちになり少し眠ると、怖い夢や無気味な夢に悩まされ疲れが取れません。昨年までは、ぐっすり眠れ、スポーツを楽しんでいました。両親や友人は私を心配して話し掛けてくれるのですが、誰とも話したくはありません。自分でも性格が変わったと思います。

A:柴胡加竜骨牡蛎酸棗任湯を服用しましょう。漢方薬の向精神薬・催眠剤です。悪夢を見なくなり、ゆっくり眠れるようになるでしょう。中枢神経に作用して情動異常をしずめ、自律神経系を調整、不安感、憂うつ感、身体のふらつき、心のイライラを鎮めます。思春期には、特にこのような状態に悩む青少年が多いものです。漢方薬は、このような不安神経症を、ゆっくりと自然に改善します。多くの場合、色々と原因があるものですが、漢方薬を服用するだけで、考え込まないようにする事が大切です。 

※このように、身体の異常が不安感を生み出す場合と心の不安が身体の異常を生む場合があります。いずれにしても、漢方薬は、心と身体の融和調整を行い、心身の健康を守ります。嬉しい、楽しい心地よい事は、心にも身体にも健康を与えます。漢方薬は、心の栄養剤です。悩みがあったらお気軽にご相談して下さい。

この他にも、体調や体質によるたくさんのお悩みに対して、漢方薬を使用した改善策をお答えしています。お気軽にお問い合わせ下さい。

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